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TWのプレイ記と二次創作が転がってます。
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CP10のお手伝いに、ボリ、ルシ、テチテチテチテチと大勢で突っ込んだところ
扉破壊の場面で1枚破壊したあとに、3枚の扉が続いて一気に沸くという
サービス(?)がありました。


設置ご苦労様です金持ち(○シェ○ト)さん、
喜んで破壊させていただきました^^





バレンタイン話は↓にて終了。



季節ネタ (バレンタイン 3)


「あ、ボリスのほうが先に戻ってる。」

どうにか再度集めた物を依頼主に届けてナルビクに戻ると、
夕陽が既に沈んだ後だった。
ぱたぱたと走って帰って宿の方を見ると、ボリスの部屋には明かりがついている。

アイテムの収集に急がしくて、マスターに貰ったチョコは
結局ルシアンのポケットに入ったままだ。

「うん、半分コして食べよう。疲れたときには甘いものだよね。」

へらりと笑ってポケットを一つ叩くと、ルシアンはボリスの部屋へと急ぐ。
きっとボリスも今日は仕事で一日忙しくしていただろうから。

「ボーリース、ただいまーー!」

ノックもせずに、ばぁんと扉を開けると部屋の主は不在のようだった。

「―――――あれ?」

中に入って後ろ手にぱたんと扉を閉める。
先に食事に行ってしまったのかとルシアンが首をかしげていると、
部屋の机に無造作に置かれた包みが目に留まった。

色の違う、可愛らしい包みが3つ。

自分とは違って、ボリスはどこかの誰かにバレンタインのチョコを貰えたらしい。

「やっぱりもてるんだなぁ、ボリス。」

かたり、と椅子を引いて座り、机の上に横向きに顔を乗せてじーっと包みを見る。
欲しいとルシアンが言ったら、おそらくボリスはこれを全部くれるだろう。
しかし女の子が気持ちを込めてボリスに贈ったものを、
食べたいからという理由でねだる訳にもいかない。

「まぁいっか、僕も1個貰ったし。」

ごそごそとポケットから包みを取り出してリボンを解く。
スティック状のクッキーを半分ほどチョコレートでコーティングしてある菓子が
数本入っていた。

「……そういえば、これもナルディーニさんが作ってるのかな?」

お茶を研究している彼がお菓子をせっせと作っている光景を考えると少し笑えた。
喫茶店を営んでいるのだから普通といえば普通のことだ。
女子学生がたくさん買いに来るのに妙な材料を使うはずはないが、
新しいお茶の発明でちょっと面倒な事に巻き込まれたことのあるルシアンは、
恐る恐るはじっこを少しだけかじってみた。

「あ、おいしい。」

さっくりした甘めのクッキーにほんのりと苦いチョコがあっている。
これだけ美味しければ、お客さんがお店にたくさん来ていたのにも納得がいった。
期間限定といわれていたので、次に行った時には置いていないのだろう。
途中で食べていれば、今日2度目にケルティカに行ったときにお店に寄って買えたのにと
ちょっと残念に思った。

最後の1本をつまみあげて、机の上の包みと交互に見つめる。

「―――いいよね、ボリスには3つもあるんだから。」

クッキーを咥えて半分ほどの所でぱきんと折る。
もごもごと咀嚼していると、部屋の主が帰ってきた。

「何だ、帰っていたのかルシアン。」
「うん、たらいま。」

ひらひらとこちらに来るボリスに片手を振る。

「夕食を食べる直前に菓子を食べるな……。」

コツリと拳でボリスに頭を叩かれたが、
ルシアンは左手でそれをどかしてそっぽを向いた。

「ちゃんと全部食べるから大丈夫だよ。
 せっかく貰えたんだから、お腹減ってるときに味わっとかなきゃね。」

半分になったクッキーを指先で遊ばせる。
食べかけのそれをじっと見るとボリスはぼそりと聞いた。

「……誰からだ?」
「ケルティカの喫茶店のマスター。
 バレンタイン誰からも貰ってないって言ったらくれたんだ。」
「…………一応聞くが。食べて大丈夫なのか。」
「うん?」

残っていたクッキーのカケラをボリスが取ろうとしたのを、
ルシアンは慌てて手の中に握りこんで阻止する。

「あ、ダメだよ!これは僕のっ。ボリスのはそっちにあるじゃないか。」

椅子から立ち上がってボリスから離れると、ぴっ、と机の上の包みを指差した。

「ちゃんとそっちを食べてあげなよ、せっかくボリスにってくれたんでしょ?」

ボリスがこんなちょっとしかないクッキーに関心を寄せているというのは、
あのチョコレートを贈った女の子に対して申し訳ない気がしてきた。

何だかんだと言いながら、ひょこひょこと避けていたルシアンの手をボリスはどうにか掴むと
いいから聞けと、ため息をつく。

「あれは、一つは確かにミラさんとティチエルから俺が貰ったものだけど、
 あとの二つはルシアン、お前にだ。」

空いたほうの手でボリスの手を剥がそうとしていたルシアンはそれを聞いてぴたりと止まった。
「え?僕??」
「一つは俺と同じようにミラさん達から。もう一つは今日クラドに寄った時に
 お前にって預かったんだ。」
「何で?クラドの女の子で僕親しい子いないよ??」
「蝶の木の件を解決したお礼だと言っていた。
 まぁ、バレンタインとあまり関係ないのかもしれないが。」
「……なーんだ。」

肩の力を抜くと、ルシアンはくすくすと笑い出した。

「ボリスもてるんだなーって思ってたんだけど。結構、僕って人気者だったりして?」
「さあな。」

興味がないとボリスは言わんばかりだ。
知らないうちに『どこかの誰か』に、いろいろと気を使っていたらしいルシアンも
自分に笑えた。

一体何がおかしいのかわからないボリスは
握ったままのルシアンの手にそういえば、と視線を移す。

「それよりも、ルシアン。」
「ん?なに?」
「これ、大丈夫なのか?」
「……え。」

ぱかりとルシアンが手を開くと、中には無残な姿になったクッキー。

「あー!」
「握りこむからだ。」
「僕が食べてたのをボリスが邪魔したからじゃないか!」
「逃げるお前が悪い。」
「ボリスのバカ!おいしかったんだぞ、これ!」
「まだ、あと2つ机の上のがあるだろう。」

ルシアンの手の上の、クッキーの破片を摘み上げてボリスは口に放り込んだ。

「!!」
「……普通だな。」

特に妙な味もしない普通のクッキーだった。
これならば食べても心配ないだろう。

一方、ボリスの考えには気づかないルシアンは
横でこの世の終わりのような顔をしている。
まぁ、食べてしまった事に違いは無い。
未練げに眺めているルシアンの手のクッキーの屑を払い落とすと、
ボリスは妥協案を提示した。

「……明日ミラさん達のお礼買うときにかわりの物を買ってやるから。」
「三倍返し。」
「――?ミラさんとティチエルにか?」
「僕『も』!」
「……。(ただ単にお菓子を食べたいだけか)」

もはやバレンタインという単語はルシアンの中で意味を持たないらしい。
幾分か普通に戻ったルシアンをとりあえず夕食に連れて行くことにする。


――食べたら忘れるだろうなんて、そんなことを思いつつ。



―――――――――――――

先日買ったチョコは食いつくしました。ごちそうさま(-人-)

甘いものを食べると次は甘くないのが欲しくなります。
おせんべいとか、カップ麺のストックは無かったかなとごそごそ・・・…




バレンタイン。
結局いつもと同じ糖度ー。
ほっといたら延々と会話し続けるルシアンとボリスになってしまったので
ボリスが食って強制終了。
何か入ってたら共倒れでしたね。

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ルシは気ままに放浪の旅。
ボリスはCP10まで完了。

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