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TWのプレイ記と二次創作が転がってます。
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ボリス、90になってます。

ですがCPを進める上で必要になったサイモペインやら、
トランプの心臓やらを狩りに走れるルシアンが
ナルビクのWPで囚われの身になったままINできません。
ボリスまでロングソードさんの近くで幽閉されています。

速度異常が明後日のメンテで正常化してくれることを切に願います。


拍手ぺちりとありがとうございます^^
何にエールを送っていただけたのかと首を曲げつつ
沈めた旋律5を埋めておきます。
じーわじわと浮上させましょう。



沈めた旋律 5


貴重な記憶のカケラのひとつだった。
しかし、オレが触れる前にそれはすべり落ちてどこかへと行ってしまった。
かすかに見えていたカタチは良いとは言いがたい物。

オレはどうすればいいんだ?

 


「何だ?それは。」
「見たままだ。」

ぶすくれた顔でマキシミンが抱える紙袋の中身をシベリンが覗き込むと、
リンゴがいくつか詰められている。

「へぇ、ボリスの見舞いか?」
「無理矢理持たされたんだよ。」

 


「マキシミン。はい、これ。」

がさりと押し付けられたのは紙袋。

「ボリスさん大変な事になってしまったけど、ボクがお見舞いに行っても
 何か気を使わせそうだし。男同士なら相談ごともしやすいと思うからさ、
 ちょっと行っておいでよ。」

にこやかにひらひらと手を振ったあと、
マキシミンの背中をぐいぐいと押して店から追い出そうとするイスピンに、
やれやれと首を振ってマキシミンは紙袋をつき返した。

「大丈夫、お前は女として認識されてるか怪しい。
 問題ないから見舞いでも相談でも勝手に行ってこい。」
「……確かに名前しか紹介してないけど。でもボリスさんって鋭いところありそうだろ?
 いきなりボクが行って警戒させてしまうのもいけないし。
 それを考えたらマキシミンの方がまだマシ。」
「行かせるのにマシ扱いなのかよ……。」
「つべこべ言わない。マキシミンの分もちゃんと入れておいたから一緒に食べていいよ。
 ――よろしくね。」

 

 

「それはまた……。」

歩きながらくくっとシベリンが笑う。
人の災難を笑い話としてしか考えていない様子に、
マキシミンがシベリンの腕をめがけて、紙袋を押し付けようと突き出すが
ひらりひらりと腕を上げたり、身体をひねってシベリンはそれをかわしながら歩く。

「こら、見舞い品を粗雑に扱うものじゃないぞ。」
「心配するな、おまえが素直に引き取れば万事解決だ。」

めんどくさい、冗談じゃないと、なおも振り回しているマキシミンの手を、
手首を掴んで止めてにやりと笑いながらぼそっとシベリンは言った。

「イスピンに知られたら困るんじゃないのか?」
「……この野郎。」

この男が黙っていれば済むことなのだが、そんなつもりは微塵もなさそうだ。
追ってくるイスピンの小言を右から左に流せばいいこととはいえ、
うっとうしいことには変わりない。
ぎろりと睨みつけるマキシミンの視線を軽く受け流して
シベリンは掴んでいた手首を離した。

「ほら、観念しろマキシミン。オレも一緒に行ってやるよ。」
「目付け役なんかいらん。」
「そうじゃないって。」

目付け役なんて、偉そうなことを言えた義理ではない。
むしろどう訪ねていけば良いのかと途方にくれていたようなものだから、
マキシミンの話は渡りに船といったところだ。

先ほど別れた時、元から連れ立って歩いていたあちら側の三人はボリスについて
ヒーラーの元へと向かった。
こちら側の四人はまだ名前をボリスに述べただけ。
実際に知り合ってからは間がないから、伝えなければならないことは
あちらの三人よりは少ない。
それよりも、既に知られていたことすらボリスは現在忘れてしまっている。

『シベリン・ウーだ。』

自分の名前を改めて告げても、ボリスの表情は変わらなかった。

顔を合わせる前から、あちらは『シベリン』についての情報を持っていた。
それは決して親しみが沸くものではない、仇の名として。
だから、名前を告げたときにボリスの瞳が憎しみに染まらなかった時は、
自分でも意外なほど安堵したのを感じた。

(何を虫のいいことを……。)

過去と向き合うんじゃなかったのかと自嘲気味に笑うと宿を見上げた。
小さな宿だが、あいにくとあの二人を訪ねてきたことは一度も無かった。

「ここでいいんだよな。」
「こっちが教えろって言ってないのにあのガキが騒いでたからな。」

彼らの部屋の位置までは聞いていなかったが、
それは宿の人に聞けばわかるだろう。

二人で宿の前に立っていても埒が明かない。
取っ手を握ってシベリンが手前に引くと、
人がひとり、つんのめってシベリンの懐に飛び込んできた。

「おっと。平気か?」
「――ゴメン!開くとは思ってなくっ、て。」

がばりと慌てた様子で、腕の中から見上げてきた顔は見知ったもの。

「ルシアン。」
「……シベリン?マキシミンも。」
「危なっかしいったらないぜ。俺たちじゃなかったら慰謝料取られるぞ。」

名を呼ぶシベリンの声と、皮肉の混ざったマキシミンの言葉に、
ルシアンの目が一瞬歪んだ。
身体を支えていたシベリンの腕を、ルシアンは力を少し込めて掴む。
すがりつく様なルシアンの表情に、なにかあったのかと
シベリンが口を開きかけたところで、横面に紙袋が押し付けられた。

「ほら、口実。持っていけ。」
「お前は?」
「見舞いなんざ一人で十分だろ。」
「――了解。」

片手でマキシミンから紙袋を受け取ると、すれ違いざまにルシアンの頭に一度手を置き、
宿の扉を押し開けて中に入る。
カウンターのそばに居た給仕らしき少年にボリスの部屋を聞くと
シベリンは二階へと目を向けた。




―――――――――――――

当方のボリス、いまだシベリンと1:1の会話成り立たず。

CPのマキシとシベの話しぶりは、
口の悪いマキシの言葉にシベが
『すみませんねぇ、うちの子が。』と、その内言いそうとか……

言ったら高確率で月光が振り下ろされるでしょうね^^

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ルシは気ままに放浪の旅。
ボリスはCP10まで完了。

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