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TWのプレイ記と二次創作が転がってます。
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連日めいっぱい拍手をしてくださっている方が……ありがとうございます;;
とってもとっても励みにしてます癒されてます。

その後無事にINできるようになりまして、
見たかった新しい課金装備も街中で見ることができました。
ノクターンはボリス使いさんとかテチ使いさんでよく見かけます。
髪の短いキャラは……?でもかわいーですね。



通りすがりのシベ使いさんをこっそり。(人はそれを盗撮と言う、かもしれない)
ゴーグル帽子と一緒に付けられると言うことは、
ヘッドホンの方は兜部位じゃなくて頭装備用ですかー。
普段つけてるクリブロとかりんりんは気に入ってるから
別に隠す必要ないけれど、ゴーグル帽子とヘッドホンを一緒に付けると
よく似合っていていいなぁvv

……れ?よく見たらこのヘッドホン、マイクがついてる。
何ていうんでしたっけ、こういうの……インカム?



この下は、沈めた旋律 10を埋めてます。
読んでくださるという方は、つづきはこちらをぺちっと押してください。



沈めた旋律 10


まったくもう。
逃げろっていうんならついでに
手、離すのも根性でやってくれたらいいのにさ。

うーん、でもボリスのせいじゃないんだろうし。

やっぱり。
こんなことをしてくれちゃった人を殴りに行かないとね。

 

 

「…………ぅ?」


目を開けるとどうしてか床に転がっていた。
昼寝でもしてたっけ?とルシアンが首をかしげると
かたむけた拍子にちょうど床に当たった頭がずきりと痛んだ。

「ぃたっ?!」

痛んだ箇所を片手で押さえて顔を横に向けると、ルシアンのすぐ傍には
客室の中央に備え付けられているテーブルが見えた。
ぺたぺたと寝転んだままそれを触って、テーブルのどこかに
頭を打ちつけたから痛いのかと合点がいく。

それにしても随分と時間が経ってしまったらしい。
テーブルの足の向こう側の床に、夕陽ではなく
月明かりが差し込んでいるのが見える。
すっかり夜になって街も寝静まってしまったのか、
人の声や歩く足音が全く聞こえてこなかった。

こんな時間になるまで自分がいねむりしてるなんて、
ボリスが何か言ってきてもよさそうなのに―――

「って!そうだボリス!!」

蹴り飛ばした事をようやく思い出してルシアンはがばりと跳ね起きた。
自分がこうして無事だという事は、ボリスが無事で済まなかったのではないか。

薄暗いがランプをつけるのももどかしく、そのまま月明かりの中室内を見回すと、
窓の手前にボリスがうつぶせに倒れているのが見えた。
ひゅっと息を呑んで、滑り込むようにボリスのかたわらに駆け寄る。
ボリスはこんなことでどうにかなってしまう奴じゃない。
でもルシアンも力加減などとても考えられるような状況ではなかった。
『大丈夫』と『でも』が頭の中でまわる。
ボリスを抱き起こしてルシアンは耳を胸に押し当てて息を殺した。

(大丈夫だよね、僕が蹴っ飛ばしたくらいでボリス死んじゃったりしないよね。)

目をぎゅっとつむって、自分の耳に神経を集中させる。
規則正しく刻む鼓動が聞こえると、ほっと息をついて
目を閉じたままのボリスを抱き込んだ。

昼間、ボリスに何があったのかなんていまだに見当もつかない。
だが、何かをした誰かがいるのは間違いないだろう。
体にまわしていた手のひらをルシアンは一度握り締めて、ゆっくりと開いた。

今この場で怒ったところで、何かが解決するわけではない。
明日、朝になったら。
ボリスに魔法がかかっている感じはしないとティチエルは言っていた。
でも、きっと皆にこの現状を話せば何かが分かってくるはずだ。

とりあえず、ボリスをここに転がしたままにしている訳にはいかない。
膝の裏と背中に腕をやって、片膝を立てる。
急に立ち上がって起こさないようにと、少しずつ持ち上げることにして
ルシアンは足に力を込めた。

しばしそのまま沈黙が降りる。


「………………重い。」

抱きかかえたものの、そこから立ち上がることができずに
ルシアンはぺたりと座り込んだ。

「……えー……?ボリス抱えたことあるのに何で?
 ていうか、寝てる人って何でこんなに重たいんだよー……。」

かなり情けない気持ちになりながらボリスを抱きかかえなおして
自分の背を壁に向ける。
壁づたいになんとか立ち上がれないかとルシアンが悪戦苦闘していると、
揺れたせいで気がついたのか、ボリスが目を開けた。
身じろぎしたのがルシアンにも伝わり、顔を下に向けると
かちりとボリスと目が合う。

「あ、はは……ごめん。起こしちゃっ、た?」

気まずそうに空笑いすると、ボリスを抱きかかえたまま
ずるずるともう一度腰を下ろした。

「……なにしてる……?」

まだ覚醒しきっていないのか、ぼんやりとした口調でボリスが聞いた。
『持ち上げられずに手間取ってました』なんて言えず、
何か良い言い訳はないものかとあさっての方向を見ながら
ルシアンは考えたが、結局何も思いつかずに白状した。

「床で寝かせとくわけにもいかないから、ベッドまで移動させようと
 思ったんだけどねー。これがなかなか上手くいかなくって……?」

ゆるゆると伸ばされたボリスの手に途中で言葉が切れた。
ルシアンのシャツの襟首を下げて、首筋に手を添えられた。
そのままボリスが動かないので、首をかしげてルシアンは訊く。

「どうしたの?」
「……痛くないのか、これ……。」
「うん?」

ボリスに言われてルシアンは自分の首に手のひらをつける。
それから目の前に広げて見たが、血がべったり、なんてことはなかった。

「なに?どっか切れてる?」
「アザが……。」
「へ?」

首を伸ばしたりうつむいてみたりしたものの、自分の首が見えるはずも無い。
ぺたぺたともう一度触ってみたが、特に痛みは感じられなかった。

「別に痛くないよ。」
「…………。」
「もう、平気だってば。ボリスは気にしすぎ。」

服が伸びちゃうだろー、と添えられていたボリスの手を外して
下ろされていた襟首を元に戻す。

「僕よりボリスの方がぼこぼこだと思うけど。
 蹴り飛ばしたとこ大丈夫?折れてない?」
「……殺されかけたのに、気づかうのか。」
「―――あのねぇ。」

大きなため息をついたあとルシアンは口をへの字に曲げた。
殺しかけたなんてよく言ったものだ。

「普通、殺そうとしてる相手に『逃げろ』なんて言う?
 どう考えてもさっきのはボリスの意思じゃないだろ。
 ついでに目が覚めた途端に僕の怪我の心配してるくせに何言ってるのさ。」
「だが、危険な事に変わりは無いだろう?」
「全然。」

すっぱりとルシアンが否定すると面食らったようにボリスが見上げてくる。
その様子に小さく吹き出したあと、ルシアンはくすくすと笑い始めた。
時間にすると半日くらいの話なのに、こんな風にボリスと話をするのは
随分と久しぶりな気がした。

「……?」
「あー、ごめんごめん。何か安心しちゃって。
 何かよくわからないけど、僕のことキレイに忘れてくれちゃって
 ボリスの薄情者ーとかちょっと思ってたからさ。」

拗ねてないなんて最初マキシミンには言ったけど。
やっぱり自分はまだ子供で自分勝手だから、
忘れられても落ち着いて対処するなんて難しかった。

「でも、ボリスは忘れてても忘れてなくてもやること変わらなかった。
 僕を助けてくれたんだ。だから嬉しいなって。」
「助けてなんかいない。」

困惑顔で言いつのるボリスに、笑いながら
ルシアンは首を横に振った。

「ちゃんと言ってくれただろ。逃げろって。」

あの時、ボリスが言わなければ、
今ごろは空の上か地の底に行っていただろうから。

「ごめん……。」
「だーかーらー、ボリスが謝るのはおかしいって。」

なおも何か言いたげなボリスの目に、ルシアンは
手のひらをかぶせて彼の視界を暗くする。

「身体がずたぼこなんだから、脳に栄養をまわす余裕があるなら
 体力回復に専念してよ。
 悪いけど僕、ボリスをあっちまで運ぶの無理そうだから
 何だったら自分でベッドまで行ってくれてもいいんだけ、ど……。」

最後があくび混じりの言葉になってしまった。
緊張感が無くなれば、睡魔がやってくる。
ちょうど、背もたれに壁があるし。
ボリスも目を覚ました事だし、背中を支えている
もう片方の手も不要だろう。
ゆっくりと離して、ルシアンは自分の身体の横に手を置いた。

「僕……もー限界。ここで寝る………。」


すべては夜が明けてから。
明日も忙しそうだが、随分と幸せな気持ちでルシアンは眠りに落ちた。






――――――――――――

何か、区切るとこがなくって長く、長く…………

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ルシは気ままに放浪の旅。
ボリスはCP10まで完了。

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