こちらの公式サイトさんと、海の向こうの公式サイトさんを覗いてきました。
コンテストの発表で色々なルシアンが見られたのも満足ですが、
(怪盗ルシアンやらガテン系兄ちゃんやら……vv)
海の向こうは4つ目のCPが実装されたとか。
・ちびるしとちびぼりすが一緒に写ってるssとか
・その頭に乗ってる王冠もどきは何だルシアン!とか
画面睨んだところで向こうの言葉はわからないれす。
早く実装されないかなぁ……CP3;;
春先に実装されるかもとか噂が立っていたのに、
夏が来ても一向にその気配が無いし――ランジエさんはやって来ましたけど。
うん、、こっちの言葉に10人分の台本を訳しなおすのは大変だから
きっと実装に時間がかかってるんでしょうね;;
しかしCP3がこの速度だと、CP4が日本にやって来るのは
来年の春ですかー……?
で。
『やっぱり君ら合流できてないんだね、ルシアンとボリス。』
とヤサぐれて書いたものを一個埋めておきます。
塔を登らせてもいないのに、ボリスでえぴそーど2の時間軸。
単に二匹一緒にいるのがやりたかっただk……
読んでくださる方は↓へ……
風の夢
部屋の中の空気が動く気配がして、ボリスの意識は少しだけ浮上した。
外は雪が降っているのに、窓を開け放したまま寝てしまったのだろうか。
寒さには弱くないほうだと思うけれど、このまま寝続けていると
風邪をひくかもしれない。
今の自分の状況で、風邪なんてひいたら何を言われるか……。
うとうととまどろみながら考えていると、自分以外に誰もいないと
思っていた部屋に声がひとつ流れた。
「ボーリスーが寝ーぼすけー」
適当な節でからかうように歌う声に引き上げられて、ボリスは目を覚ました。
机に伏していた顔を上げて声の方へ向けると、開け放たれた窓の
白いカーテンがひらひらとはためいている。
「おはよ。よく寝てたね」
開け放った窓の枠にルシアンが腰をかけてこちらを見ているが、
ボリスからは逆光で彼の表情はよく見えない。
吹き込む風は少しも冷たくないし、外は雪も見えずいい天気のようだ。
(――雪?ナルビクで雪が降るなんてめったに無いのになぜ雪が降ってるなんて
俺は思ったんだ?)
相変わらずぼんやりとする頭で少しうつむいて、ボリスは片手で目を軽くこすった。
「随分と遅かったんだな、ルシアン」
「そうかな?
まだお日様はあそこだけど」
ルシアンはそう言うと、斜め上を眩しそうに見上げながら
視線で太陽の位置を示した。
真上とはいかないものの結構な高さにあるらしい。
ルシアンが部屋に入ってきたことも知らないのだから、相当深く眠っていたようだ。
それで随分と時間が経っているように感じたのだろう。
遅いという言葉はどう考えてもふさわしくない時間。
なぜそんなことを思ってしまったのか……
「――あぁ、ごめん。寝ぼけていたみたいだ」
「ううん。僕一人だけだからって心配してくれたんだろ」
軽い靴音をひとつ鳴らし、窓枠から降りてボリスのそばに立つと、
片手でボリスの前髪をかき上げて覗き込んでルシアンは少し首をかしげた。
「ちょっとだけ疲れた顔してる?ボリスは大丈夫?」
何に対してとルシアンは言わなかったが、
浮かんできた言葉をボリスはそのまま口にした。
「……なかなか、お前を相手にする時と同じようにはいかないな。
どう接したらいいのかもよく分からなくて」
「そりゃそうだよ。レイは言葉が少ないからよく見てなきゃね」
誰が、と言わなかったボリスの言葉にルシアンは正確に返す。
でも笑うと可愛いし優しいでしょ、と楽しそうに同意を求めるので
なぜレイだとわかったのかと不思議に思うことも無く、
ルシアンにつられてボリスも微笑いながら頷いた。
離ればなれになってから、これまで落ち着いてそんなことまで考える余裕も
無かったように思う。
短時間であまりに多くのことがあり過ぎたから。
(――なにがあった?)
別に今すぐ必要な事なんて無いが、どうもいろいろな事が鮮明に思い浮かべられない。
困惑まではいかないものの多少落ち着かなく思うボリスをよそに、
ルシアンはきょろきょろと部屋を見回した。
「んーと、僕の分は無いね」
ひとつしかない椅子にはボリスが座っている。
しばらくルシアンは代わりになりそうなものを探していたが、
諦めたのか肩をひとつすくめて、テーブルに座って少し上からボリスを満足そうに見おろした。
「これでよし」
「机は座るものじゃないぞ」
笑いながらボリスがたしなめるが、ルシアンはどこを吹く風。
「だってボリスの椅子はちっちゃいし、二人で座るのは無理」
「……そうだな」
「それにこっちの方がボリスの顔がよく見えるよ」
そう言ってルシアンは上から手を伸ばしてわしゃわしゃとボリスの髪をかき混ぜる。
顔を見るというよりもこちらが反撃しにくいのをいい事に、
ルシアンにいいようにされているという方が合っている気がする。
「俺で遊ぶ、の間違いじゃないのか」
「気にしない気にしない」
ボリスの疑問を笑いながら流してしまう。
乱れてしまった青銅色の髪を適当に整えて、ルシアンは両手を
机の端にかけて座りなおした。
「それより僕じゃなくてレイの方を気にしなきゃ、ボリス。
レイは凄い子だけど女の子なんだよ」
言い聞かせるようにルシアンが人差し指を立てて振りながら大真面目に説く。
そう言われてもルシアンの体勢が体勢なだけに、雰囲気までは
少しも真面目にはならないようだが。
仲間を大事に思っている様子も、言葉や雰囲気も。
ルシアンは何一つ変わらない。
一緒にいた頃も、離れたあとも。
人がひとりいなくなっても何も変わらないほど、彼にとってそれは
大したことではないということなのか。
テーブルの上に置かれているルシアンの手の上に自分の手を乗せる。
乗せられた手に目をやって、先ほどまで微笑っていたボリスが
こちらを向いていないことに気づくと、ルシアンは話を中断させて
まっすぐ伸ばしていた背筋をボリスの方へとかがめた。
「ボリス?」
「……お前は、大丈夫なのか」
「僕?僕は男だし、それに強いんだからその辺の悪いやつには負けないよ」
「そんな事じゃなくて……」
誰かに忘れられるなんて、ルシアンが酷く傷ついているのではないかと
人々の記憶からボリス自身が消えてしまった事よりもそちらの方が気になった。
ルシアンも例外ではなく、ボリスのことを忘れてしまっている可能性を
考えなかったわけではないが、最初に再会したレイが覚えていた事で
その可能性は消えている。
それなのに、どこへ訪れても一向に耳にしない親友のこと。
ルシアンらしき人物が、誰かを探していたようだという話も聞かない。
もしかしたら再会を望んでいるのは、こちらだけで――
「……何も、聞かないから。もう俺に会うつもりが無いのかと」
「僕ってそんっっなに信用されてない?」
みなまで言わせずにルシアンが身を乗り出して両手で
ボリスの顔を無理矢理上に向かせて怒鳴りつけた。
「僕がボリスにもう会わないなんて世界が終わったってあるわけないだろ!
どこから出したのさその結ろ……――っ!?」
もともと端にしかなかった重みが急激にかたよれば、一本の足で支えられている
テーブルの方がもたない。
バランスを取ろうとルシアンが伸ばした手を、ボリスは問答無用で掴んで
テーブルから滑り落ちかけたところを引き寄せる。
追突の衝撃を座ったまま受け流して、もう片方の腕をルシアンの腰にまわして
膝の上に抱きとめた。
「あ、っぶな」
掴まれていない方の手をボリスの肩に置いて、落下予定だった床を
まばたきひとつして見下ろし、今更ながらのことをルシアンは口にする。
何を暢気なとため息を落としてボリスは握り締めていた手を離すと、
両腕を横に垂らした。
「あんな安定の悪いところで身を乗り出したら落ちるに決まっているだろう」
「……ボリスが悪い」
怒鳴る勢いは失せたものの、先ほど言われた事を思い出したのか
むっとしながらルシアンは続ける。
「変なこと言うボリスが悪い。だって僕が怒って当たり前だって思わない?
僕は全部ちゃんと覚えてるのにさ。
風になびく長い髪も、剣を構える強い腕も、優しい目の色も
僕を呼んでくれる声もね」
「……」
「わかった?」
片手を自分の顔に当てて黙り込んだボリスを肯定とみなして
ルシアンはくすくすと笑いながら、表情を隠したボリスの手ごと抱え込んで
首筋に抱きついた。
「ほんとはボリスがやめて欲しいって思うくらい
もっとたくさん言いたいけど」
名残惜しそうに両手でボリスの肩口を軽く叩いて、
乗っていた膝の上からルシアンは飛び降りて横に立つ。
「これでおしまい。……早く会いたいね」
するりとボリスの手をかわして、ルシアンは部屋の出口に立つと
扉を静かに開けた。
「どこへ行くんだ?」
「僕じゃない。ボリスが起きちゃうんだよ」
半開きにした扉から上半身だけを覗かせて、ルシアンはひらひらと
横に小さく手を振った。
『――』
◇
「そんな気の緩んだ顔で立っていると、襲われますよ」
「……お前が準備が整うまで待てと言ったんじゃないか」
「誰が魂まで抜いて待てと言いましたか」
考える事が無いなら少しくらい感動してくださってもいいと思いますけれどと
ランジエは小型化した転送装置を取り出した。
各街のワープポイントよりも遙かに小さなこの機械で
首都のケルティカまで飛ぶという。
エルティボに来るまでにはルシアンとはすれ違っていない。
ケルティカのような大きな街ならあるいは――
『またね』
覚める前に残された言葉を思い返す。
楽天的に考えるのはいつも彼の得意技だったけれど
大丈夫
道はあいつへと続いているから
―――――――――――――
夢の話だったんです、が
夢なんて寝てる本人の脳みそが見させるものだから
夢をわたってルシアン本人が来るわけないーと
夢のないことをここで言う。
誰かに想われているとその人が夢に出るなんて
昔の人はろまんちすとだなぁ、とか。
……言うだけ言って逃亡 |彡
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