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TWのプレイ記と二次創作が転がってます。
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龍泉郷にて
(過去拍手ss2・マキシ、シベ、ルシ、ボリ)




「おーい、マキシミンー?シベリン?もうお終い~?」

けらけらと笑いながら、ぺちぺちと二人の頬を叩いているのはルシアン。

酔ってるな、あれは完全に……

「……うそ…だろ。何でこんな強いんだ……」
「…さすがに、もう飲め……ぅ」

つっぷして呻くのは、シャドウアッシュ側の男性陣。

「万が一の保険で連れてきたお前までつぶれてどーすんだよ…」
「いや、アレに勝つのは無理だろ……」

机の上にはごろごろと種類の豊富な酒瓶。
混ぜるな危険というのは何の事だったか……

「もぉ、ぼくの酒が飲めないのか~。いーよー、だったらひとりで飲んじゃうからー。」

とぷとぷとコップに注いで、ルシアンが飲もうとしたところを
コップの口を手のひらで押さえることで阻止する。

「んむ?あーボリスだ~。」
「何をやってるんだルシアン。」
「へへー僕の大勝利~、ほめてほめて。」
頭を差し出したルシアンをひとまず撫でて、
冷ややかな視線をつぶれかけている二人に落とす。

「勝利とは何の事ですか?」

二人揃って顔を引きつらせたあと、目線で何かの押し付け合いをしていたようだが
『お二人に聞いているのですが?』と静かに怒りをこめて言うとぼそぼそとした返答が来た。

「いや、龍泉郷って珍しい酒があるだろ……?」
「頻繁に来ることも無いし、記念にいろいろ飲もうと思ってだな……」
「ここにいる訳はわかりました。それで?」

「いや、ルシアンと3人で飲む事にして――」
「最初に潰れたヤツが全員分の酒代を払おうと賭けを……」

具合が悪そうにしているのは酒のせいばかりでもないだろう。
そうですか、と相槌をうったあと言葉を続ける。

「それでルシアンが弱そうだと踏んで誘ったら、お二人が潰されたと。
 よくわかりました。」

座ったまま腰にぴったり貼りついて半分眠りかけているルシアンに、
手を首に回すように言って、そのまま横抱きに持ち上げる。

「ではお先に。そこの代金はよろしくお願いします。」

飲んだ量をざっと見た限りだが、相当な金額になっているだろう。
残った彼らがどうするかなど知った事ではない。

店の外に出ると腕の中のルシアンがくしゃみをして半分目を開けた。
「――あまりあの二人の誘いに乗っていくな……。」

聞こえているのかいないのか、俺に抱きつきなおすと再び目を閉じて眠りだす。

「やれやれ。」


ルシアンを抱きなおして宿へと急いだ。
明日頭が痛いなどと言わなければいいのだが……

 

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